「今週のお題「となり街」」
➤ 書いてみました。
引越し先の検討
私は地方出身なのですが、上京するにあたってかなり引っ越し先を吟味しました。
いろんな街に住みたいけどやっぱり引越しは面倒だし最初だしなるべくその街を満喫できるところに行きたいと思ってました。
当時は音楽とお笑いにハマっていたのと、上京後の職場への通勤経路を検討したところサブカルまみれの私には中央線がぴったりだろうと思い中央線沿線の不動産を探していました。
第一の街
まずは不動産屋にはいかずに街の雰囲気を確かめたかったので街歩きから始めました。
たしか最初は荻久保に行きました。
第一印象は「え？住宅街じゃん」
駅から出るとすぐそこに共同住宅が見えるし街の真ん中を線路がぶった切ってるから住んでから気に入ったお店が反対側にあるといきづらいなと思いました。運よく同じ側になっても、なんていうんでしょう、家とか駅とかお気に入りの店から同心円状に？放射状に行動範囲を広げるのに線路に当たって探索範囲が途切れるのは嫌だなと思ったんですよね。
パイナップルラーメンが気になりましたがまだ家探しも午前中だったので次の町へ移動しました。
今は町田に移転したんですね。荻久保と町田って近いのでしょうか？
第二の街
次は本命の高円寺に行きました。
第一印象は「求めてたのはここだ」
最初っからもうここに住もうと決めました。
きらびやかな高校生、ギターを持ったパンキッシュな若者、真昼間から飲んだくれているおじさん、ロータリーでタバコを吸うお爺さん、中国語で喧嘩しているおばさん、とにかくデカ盛りのラーメン屋、個人経営の繁盛店、看板よりナンパお断りのビラが大きい地下にあるバー、火事かと思うぐらい煙を出している焼き鳥屋、マルチがカモを勧誘している喫茶店、
全てがいとおしく思えました。
テレビで若手芸人やミュージシャン、俳優が語っていた待ちそのままが眼前にありました。
商店街もいい具合にカオスで、そこまで治安も悪くなく、大学が近くにあり活気にあふれていました。
とりあえずこの街にしかないものを食べようとぶらぶらしていたらハンバーグ屋さんを発見。
非常にリーズナブルで学生が大挙していたので、これぞローカルフードと思って並んでみました。入ってみると大量に積み上げられた肉だねに興奮しました。事前に作っとくタイプね。学生多いからしょうがないね。あ、付け合わせのパスタも作り置きなのね
しかし、電子レンジ使って温め直すのは想定外でした。
なんという時短テクニックでしょう。しかも厨房が奥とかではなくカウンターでどんと家庭用レンジが置いてある様は異様でした。そりゃあの人数も捌けるよなと感心しました。
ー閑話休題
そんなこんなで私は心の底から高円寺生活をエンジョイしてやるんだという気持ちで高円寺の不動産屋に入り、アパートを借りました。
「やっぱり高円寺は極貧生活してエピソードつくるぜ！」
とか思ってましたが、もう社会人だったのでさすがに築年数古いだけでそこそこのボロアパートを借りました。
住んでみてから
住んでから数年は高円寺ライフを楽しみました。冒頭のようなお店に行きまくり立ち飲み屋でべろべろになって財布なくしたり、入ったバーが思ったより高くて泣いたりしていました。
さて、御存知の方も多いと思うのですが、高円寺と中野も隣駅でして、かなり近い位置関係なんですよね。
飲食店や中野ブロードウェイなどのショップも多くこちらもサブカルの聖地です。特に飲食店はこじんまりしたお店が多く常連さんも多く人のつながりを感じられる場所です。
何かですね。高円寺にあこがれて高円寺に住んだんですけど何故か中野にいる頻度が多くなってしまいました。
当時仕事が忙しく土日の休みもほとんどなく、街に繰り出せるのは夜のわずかな時間だけ、という状況だったので飲み屋で一人で淡々と飲んでいると仕事のヤなことばっかり思い出しちゃうんですよね。そうなると人のつながりが欲しくてこじんまりしたところに行っちゃうんです。
勿論高円寺にも同じようなお店はいっぱいありました。
しかし、なんか全体的に若い気がしたんですよね。大学が近くにあるからですかね？私は全身迷彩服のおじさんとかドラアグクイーンとか坊主のマスターがいた中野の方が肌に合っていたんですよね。
rakuten-syainshokai.hatenablog.com
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